こんにちは、スイポテです🍠
今回は大学の授業で習った外国語の習得法について、その中の1つを簡単に噛み砕いて紹介したいと思います。
この記事で分かること
- 文法訳読法って?
- 文法訳読法の起源と当時の外国語学習の目的
- 具代的なやり方
- 学習者目線でのメリットとデメリット
- 身についたこと・個人的な見解
この方法は外国語の独学に応用できます。
実際、自分もこのやり方を無意識に取り入れていました。
大学の授業でもこの学び方は6割ほどを占めています。
より効率的に学べるようにするにはどこを注意すればよいのか、経験をもとに書いていきますね。
文法訳読法とは
まずは、文法訳読法とは何なのか説明します。
簡単に言えば、「学ぶ対象の言語を母国語に翻訳して学ぶこと」です。
高校の英語教育でもこのやり方が使われていたはずです。
「文法訳読法」の起源
伝統的なラテン語教育で行われていた訳読法が、そのまま外国語教育に受け継がれました。
実用面で論理的でないと否定されていますが今でも使われています。(個人的には役に立ったので感想は後述しますね)
当時の外国語学習の目的
この方法が使われていた時代、外国語を学ぶ目的は、脳の訓練と教養を高めるためでした。
なので、文章を理解すること(読解)に重きを置いていました。
外国人との交流や意思疎通(コミュニケーション)を目的にはしていなかったんです。
具体的なやり方📖
- 学びたい言語の読みものを準備する。
- 文章の単語や文法、語順などに注目する。
- 辞書を使って、母語に翻訳する。
⭐️Point⭐️
- 最初はネイティブの保育園児が読むような簡単なものや興味のあるジャンルの読みものを用意するといいと思います。
- 辞書やスマホの翻訳を使って自然な翻訳を作ります。
- 中国語だと、漢字から意味を考え、辞書を使って、自分で1文訳してみます。次にGoogle翻訳で全文翻訳して、内容が大まかに合っているかを確認します。
学習者目線でのメリットとデメリット
✅メリット
- 読解力が磨かれる
- 独学で身につく
- いきなり外国語の文に触れられる
- 教養がつく
❎デメリット
- 発音を学べない
- 会話は上達しない
- 聞き取れるようにならない
身についたこと・個人的な見解
- 外国人とメールでチャットするとき相手の言いたいことが理解できる
- 洋楽の歌詞(学校で習わない単語や詩的な表現)も理解できる
発音やリスニング、作文力を並行して学んでいる自分は、古典的な歌や詩的表現の多い歌はまだ理解できません。
- 映画で中国語字幕をつけて楽しめる(発音も学んでいる人は、ネイティブ発音と字幕の単語が一致する手助けとなる。)
例 但是我觉得〜(でも私は〜と思う)
但是dan4 shi4と教科書で習うが、ネイティブはshiが早口で省略されてdan4だけにしか聞こえなかったりします。
留学で効果を発揮!
- 注意や警告の看板を理解できる。(命に関わることもあるので重要)
- アプリの使い方に苦労しない(支払い、ネットショッピング、SNS、電車の決済、マップ、タクシーアプリなど)
- 銀行手続きなど複雑な書類が理解できる(読解重視で学んでいるとより多くの単語の意味をすばやく暗記できるため)
- 料理のメニューや薬の効果について理解できる
- 商品のポップを理解できる。(买一送一=買ったらもうひとつ無料でついてくる 第二件半价=2個買うと2個目が半額 など)
- ことわざや言い伝えの文にGoogle翻訳は上手く対応できないので、理解できると強みになる。
まとめ
このように、全体的に見ると、文法訳読法は視覚情報の理解と情報集めに適しています。
外国語の論文や文学作品を読むことで、日本語以外の新たな知識を学べます。
個人的な最適案は、
実践で使う会話とリスニング力を高めつつ、発音と声調を無視して単語の意味をひたすら覚える時間を設ける、だと思いました。
みなさんの学習に少しでも役立つヒントになれば光栄です!
那下次见〜