こんにちは。中国語学科の大学生です。中国語を7年間学んできたので、これまでの経験が誰かの役に立てればいいなと思いこのブログを始めました。
このブログでは、親戚に中国語を話す人がまったくゼロの環境から、どのように中国語を身につけたのか、また、大学での授業の様子や留学体験などを紹介します。
中国語を学んだことがない方や中国語をいま勉強している方へ、学習方法のコツやHSKの対策などでお手伝いができれば幸いです。
今の自分はというと、
HSK6級に合格、スピーチ大会に2度出場し最優秀賞に選ばれる、日常会話の中国語を理解して話せる、広州への8ヶ月の留学経験があります。
7年前の僕ならまったく想像できないほどに成長し、中国語と深く関わった人生を過ごしてきました。
外国語の勉強に取り組んだ人の世界をブログを通してぜひ味わってみてください。
前回の記事では、
僕が中国語に出会ったきっかけ、高校2年間の独学、初めてのHSK取得の3つの項目について書きました。ぜひ、そちらもご覧ください。
今回の記事では、
英語と中国語を学べる大学へ入学し、どんな大きなターニングポイントを迎えたのか。そして、空白の2年間とは何のことなのか、中国語との関係を含めて書いていきます。
目次
・中国語学習と進展
・授業は英語8割中国語2割!?
・ある先輩との出会い
中国語学習と進展
大学の合格発表から、高校卒業までの間は、変わらず中国語の独学を続けていました。キクタンのレベルもひとつ上がり、中国語検定4級レベルのものを使い始めました。他の2冊は空いてる時間に少しづつ、興味が湧いたときだけ見るようにしていました。
リスニング力が一番弱く、学んだ単語でも耳で聞くと、音と意味が結びつかなかったり、文になると全く聞き取れない状態でした。
いっぽう、中国武術への気持ちは少しも衰えませんでした。中国武術の詠春拳を習っている中国の友人とオンラインで知り合いになりました。今思えば良い縁があったなあと感じます。練習の様子や型の動きをたまにシェアしてもらえるようになりました。
その時のやりとりは中国語で、簡単なチャットができるようになっていました。
青龍刀や棍
木人椿
友人の先輩
映画や漫画の中で見た武術を、同じくらいの歳の子が学んでいる!中国語での解説が少し分かり、質問もできるようになった!勉強した言語が実践で使えたときの喜びは、大きなやりがいになりました。
授業は英語8割中国語2割!?
大学入学時の英語力は、英検2級でした。英語に力を入れた高校で3年間過ごしました。中学生の頃、英語を熱心に学びたいということで、その高校を選びました。
ただ、新生活を目の前にしている僕の心は、中国語でいっぱいでした。「ついに、中国語を授業で学べる!」「中国人の先生からネイティブの中国語を教わる!」
はりきって、教科書の予習とHSK4級合格に向けて新しい単語を学んでいました。
このときの勉強法
左の紙に、簡体字、読み方のピンイン、日本語の意味を書きます。他の紙で隠せば、自分専用の単語リストになります。
ピンインをだけを見て、簡体字や意味を推測したり(リスニングのため)、簡体字を見て、ピンインと意味を推測(音読と読解のため)したりできます。
右の紙は例文を書いたりしてメモとして使います。ルーズリーフの行はもう少し広めのものを使う方がいいです。漢字を大きく綺麗に書けます。
英語はというと、このときすでに興味が薄れていました。というのも個人的に英語の壁を感じていたからです。カタカナを覚えるのが苦手で、英単語を時間をかけないと覚えられなくなりました。世界史に至っては、赤点を取ってしまうほどでした。
では、なぜ英語と中国語が学べる大学に行ったのかというと、「中国語ができるだけだと将来の選択肢が減るし、2言語できれば無敵だ」という周りの意見に従ったからでした。
実際に、授業が始まってみると、中国語の授業は期待した通り。とっても楽しくわくわくする!英語の授業では、先生はすべて英語で話し、プリントとスライドも英語、意見は必ず英語で発言をする。グループワークも日本語禁止でした。
予習と復習は英語がメインになり、中国語を学ぶ時間が減っていきました。
次第に授業にも出席しなくなっていきました。
ある先輩との出会い
せっかく大学に合格したのに、中国語をもっと学びたいというだけで、中国語を専門で学べる大学に行こうと考え始めました。
そんな思いを打ち明けると、同じ学部の先輩、2人の方に思いとどまるように説得されました。「休学することもできる」「自分も2ヶ国語学んで本当によかった」と親身に一緒に考えてくれます。当然の意見だと思います。
そんな時に、近くにいたもう一人の先輩が意見を求められると、「いいと思う。好きなことしてみたら」と言ってくれたのです。
「そんな無責任な」と感じるかもしれませんが、その先輩は入学式で学部代表で英語のスピーチを任されており、人間性も尊敬できる方でした。ただ、発言には、決断するなら自分を信じて最後までやり切れという思いが含まれている気がしました。
そうして背中を押された僕は、もう一度大学を受験しなおすことを決めたのです。
思い返せば、人生の中で、自分が心から決断したのはこれが初めてだったのかもしれません。ここが、僕のターニングポイントでした。
その後、参考書を買って、準備したのですが不合格。
これではダメだと1年後、きちんと塾に通い、毎日課題をこなし、過去問を解き続けました。
そうして迎えた試験当日、会場に一番最初につきました。
「落ちてまた1年受験勉強をするなんてもう嫌だ!」というプレッシャーのなか、全力を尽くした結果、希望した大学に無事、合格することができました!
最後まで自分を信じ切れて本当によかったです。
しかし、大事なのはこれから。大学でどんな生活をおくるのかです。
遊ぶだけになれば本末転倒です。
次の投稿では、大学1年生のときの目標や授業の様子について書いていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
下次见!