こんにちは、中国語学科の大学生です。
中国語を7年間学んできたので、これまでの経験が誰かの役に立てればいいなと思いこのブログを始めました。
このブログでは、親戚に中国語を話す人がまったくゼロの環境から、どのように中国語を身につけたのか、また、大学での授業の様子や留学体験などを紹介します。
中国語を学んだことがない方や中国語をいま勉強している方へ、学習方法のコツやHSKの対策などでお手伝いができれば幸いです。
第一回目の記事では、僕の中国語との出会いから今までの7年間、どのような道を歩んできたのかについて、高校生編の2年間をシェアします。
今の自分はというと、
HSK6級に合格、スピーチ大会に2度出場し最優秀賞に選ばれる、日常会話の中国語を理解して話せる、広州への8ヶ月の留学経験があります。
7年前の僕ならまったく想像できないほどに成長し、中国語と深く関わった人生を過ごしてきました。
外国語の勉強に取り組んだ人の世界をブログを通してぜひ味わってみてください。
それでは、高校生編の内容は以下の3つです。
目次
・中国語への興味
・中国語の独学
・初めてのHSK取得
中国語への興味
7年前、英語学習に興味があった高校2年のとき、中国語の独学を始めました。
カンフー映画と中国武術にはまっていた当時は、中国語の主題歌をカタカナのふりがなを見ながらよく歌っていました。
たしかジャッキーチェンのポリスストーリーの主題歌です。(後に分かったのですが、歌は広東語で歌われているので実は今でも正しい発音では歌えません)
学校から帰ると、一本香港のカンフー映画を見て、体を鍛えるというのがルーティンでした。
中国武術を独学ながら学び、八極拳、太極拳、詠春拳を練習していました。
また、八極拳をテーマにした漫画である「拳児」にも夢中になりました。
高校生の主人公、拳児が中国武術を学び、中国語を学び、中国で消息不明の祖父を探しに行くというストーリーです。
異国の音楽を歌えて、武術の技を体が少しずつ覚えていく、大きな達成感を感じたことを覚えています。
外国語を学ぶ動機や興味をもつきっかけは人それぞれですが、自分にとってのきっかけは、中国武術とカンフー映画でした。
言語以外にその国の食文化やアニメ、伝統文化、書道、漢服などに興味があると、言語を学ぶ意欲も強くなりますし、交流するときの話題になります。
中国語の独学
高校の通学は、電車で30分ほどかかるので、HelloChinneseというアプリを使って少しずつ学び始めました。
休み時間はキクタン中検準4級レベルの単語集を買って、漢字と読み方、例文をノートに写していました。
新しいことを学ぶのはとても新鮮です。
「昨日聞き取れなかった単語が今日は聞き取れる。」「中国の簡体字が書けるようになる。」「同じアジアでも日本と異なる文化を知る。」
毎日少しずつ成長していく自分が好きになりました。
英語に特に力をいれて学んでいた僕は、英語と比較すると、中国語はかなり学びやすい言語だと感じました。
例えば
機会の機は、中国語の簡体字では、机と書きます。(中国語でつくえは桌子です)
日本の漢字にもあるので馴染みやすいです。
読み方は、jiの1声です。ジーと読みます。(声調は1〜4と声調がない軽声の合計5種類あります)
他の単語を見てください
機会/机会 ji1 hui4
飛行機/飞机 fei1 ji1
空港/机场 ji1 chang3
航空チケット/机票 ji1 piao4
ロボット/机器人 ji1 qi4 ren2
洗濯機/洗衣机 xi3 yi1 ji1
共通点が見つかりましたか?
机という漢字は色々な単語に使われますが、発音は全て同じです。
例外のある漢字も少しありますが、大抵の場合、ひとつの漢字にはひとつの発音しかありません。
なので、単語を覚えれば覚えるほど、暗記の負担が減っていきます。
他にも、
食堂 商店 首都 世界 健康 努力
中国語の漢字と意味が日本語と同じ場合も多いです。
このように中国語の読み書きの習得は、日本人にとって有利な部分がかなりあります。
初めてのHSK取得
独学を一年続けて、HSKの3級を受けました。
300点中290点とハイスコアを取ることができました。(180以上で合格)
3級のレベルは大学の第二外国語として1年半学んだ程度で、600単語の基礎的な単語と文法の知識を習得した程度だそうです。
「好きこそものの上手なれ」が実証され、とても嬉しかったです。
HSK3級の内容にスピーキングは含まれていませんでした。
なので、発音と声調と意味を正しく理解し、簡単な文章を作れるようになれば、筆記と並び替えは難なく解けました。
リスニング力を磨くのは、少しコツがいるのでまた別の記事にまとめます。
高校3年生になると、今後の進路について考えるようになりました。
英語の成績が良かったので推薦をいただくことができました。
面接も通り、英語と中国語を学べる大学へ行くことが無事に決まったのですが、その大学で大きなターニングポイントを迎えることになったのです。
次の投稿では、大学入学後と空白の2年について、中国語との関係を含めて書いていきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
下次见!